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テニス
私の性格の重要な構成要素のひとつです
テニスの試合では自分の持てる全てを曝け出すことになります
試合中にチャレンジして失敗したときなど目も当てられません
確実なプレーに終始し、自分のテニスをした、などと言うのは簡単です
しかし私は勝ちたい
人と対戦して勝利を味わいたいのです
そのためにはリスクを冒した結果あられもないミスをするという無様な姿もさらさなければなりません
早く終わらせて良い汗かいた、と言いながらビールを飲んで満足しよう、とささやく弱い自分を抑えなければいけません
出場することに価値があるんだ、ここで負けても恥ずかしくなんかないさ、などともう1人の自分が囁いてきます
特に私は体力に優れているわけでもボールを打つ才能があるわけでもありません
相手の打ってくるボールのうちそこそこのボールにそこそこに追いつきボールをそこそこのスピードでそこそこのところに打って勝たなくてはいけません
読まれたら終わりだから読まれないように球種、配給、スピード、タイミングを変化させないと懸命です
試合の序盤、中盤、終盤で違うプレーをしなければやられてしまいます
それがどうにも楽しいのです
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